すべてがFになる
3連休での実家への往復で何を読もうか考えており、「銀翼のイカロス」からのJALつながりで「沈まぬ太陽」を読み返そうと思ったのですが、さすがに長すぎて難しいということで何となく「すべてがFになる」を読み返しました。
通算4回目くらいでしょうか?
読み返すと、後のシリーズへの(後付けもあるのでしょうが)伏線が大量に散りばめられており、ものすごく考えて作られていたというのがわかります。
当ブログ的には島田文子というガノタの存在が欠かせません。
なんとなく今回読み返して印象的だったフレーズ。
・人間が作った道具の中でコンピュータが最も人間的だし、自然に近い。
・シャア?インド系の名前ですね。
・一般に、文字盤には、1から12までの数字が書かれている。これは当たり前だ。ところが、一時間は六十分なのである。何故、1から60までの数字を書かないのか。「2のところに長針があったら10分です」と小学生に先生は平気で教えている。子供には、世間の厳しさを教えるのだろうか、と犀川は思う。
・日本は液体の社会で欧米は固形の社会なんです。