0096/Sect.6 「黒いユニコーン」3 感想・前編
地球での最後の話になります。
ユニコーンVSバンシィ、マリーダ救出と、ユニコーン全体でも1,2を争う面白い回だと思います。
ミネバ
Sect.6に入ってから、発言の目立つミネバですが、今回も同様です。
というか、これ以後最後までミネバの発言はかっこいいです。
前半流されているだけだったのが、嘘のようです。
ミネバを前半あまり動かさなかったのは意図的なものだったんでしょうか?だとしたら、うまいですね。
地球で、「動く」ことを決めてからは完全に別人です。
リディ
リディはついにガルダへ侵入し、ミネバのもとへたどり着きます。
マーサに殺されかけますが、会話が記録されていることをしめし、ミネバを連れ去ろうとします。
リディも成長したものです。
というよりも行動力だけは以前からすぐれていたのかもしれません、ミネバを地球に連れ去ったのは彼ですからね、ただ結果に結びつかないだけであって。
その点はどこか、Ζガンダムのジェリドを彷彿させるところがあるかもしれません。
彼も新型のMSをたくさん与えられて、カミーユに挑んではいましたが、結局勝てませんでしたし。
オールドタイプ的とでも言えばいいんでしょうか?(笑)
そんなリディの行動は今回も実を結びません。
「早くデルタプラスに乗るんだ。こいつらは君を人質にしようとしているんだぞ」
「それはマーセナス家にいても同じことです」
「オードリー……!」
「あなたは何を守りたいのです。私という人間ですか?『ラプラスの箱』の秘密ですか?それを守ることで維持される家の名誉ですか?」
悲しい……悲しすぎるぜ、リディ……
シチュエーションは完全に姫を助けに来た王子様なのに……
さらに、マリーダを人形と一蹴したことで
悪気はない、それはわかる。だがマリーダを人形と切り捨てて一顧だにしないのは、以前のリディではない。うっとうしいほどに人の気分を慮れる人が、自分を殺しているから見えるものも見えないのだろうが、それを斟酌してまで命を預けられる引力がリディにあるわけでもなかった。
そして、サイコフィールドの力に賭け、ガルダを飛び降りたミネバは決定的な一言をいいます。
「受け止めなさい、バナージ!」
……リディの恋が終わった瞬間でした。
ミネバがガルダから脱出するシーンも、アニメ版への期待が膨らみます。
3についてはもう少し続きます。
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