ADVANCE OF Z 刻に抗いし者 第三話「決別」 感想
「ADVANCE OF Z 刻に抗いし者」第三話『決別』 | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト
感想を書く前に、混乱しないようにに主要キャラクターまとめ
メインキャラクター
ヴァン・アシリアイノ
地球連邦の士官候補生だったが、「30バンチ事件」のビデオテープを手に入れたことから、ティターンズに追われることになった。ダニカ・マクガイア
同じく地球連邦の士官候補生。ヴァンがティターンズから逃亡する手引きをする。アーネスト・マクガイア
士官学校教官助手。ダニカの兄。ティターンズに入りたいらしい。
ケウラノス
フォルカー・メルクス
ケウラノス(ザンジバルの改修型)の艦長。ルシアン・ベント
ケウラノスのMS隊長。ヴァンを助けた白いハイザックに搭乗していた。現在はハイザックをダニカにゆずり、ジムキャノンⅡに搭乗している。ロープス・アキヤマ
ケウラノスのメカマン。ロックミュージシャンのような格好をしている。
ティターンズ
ヒューイッド・ライネス
大尉。ケウラノスを追うティターンズ。ジム・クゥエルに搭乗。まじめな性格っぽい。ヒンカビー
少尉。ザクⅡ強硬偵察型に搭乗。オビノ
少尉。ジム・クゥエルに搭乗。
謎
ライナー・ハウプマン
海兵隊で殺し屋。中尉。一年戦争時ヴァンたちを助けて死んだジオン兵。その際は連邦のハビエル伍長の名前を名乗っていた。第零話で出てきたが、ポジションのわからないキャラクター。なんの伏線?ハビエル
伍長。一年戦争時ハウプマンと出会うが死亡する。生い立ちなどを話していたがその場面はハウプマン視点なため、客観的な視点ではないのでブラフかも。
気を取りなおして本編感想。
冒頭はロープスの回想シーン。
これによると、フルネームはロープス・スグル・アキヤマで、明らかに和名のミドルネームがあったようです。
もともとは連邦に所属していましたが、リストラされたところをアナハイムにスカウトされ、ケウラノス所属になったそうです。
これだけですと普通ですが、どうも文章が含みのある書き方になっています。
これだけで想像できることもいくつかありますが、それはさておきケウラノスについて事実が一つ明らかになりました。
それはアナハイムと協力関係にあることです。
やはり、いずれは同じくアナハイム資本のエゥーゴと協力する展開になるんでしょうか?
場面は移り、宇宙世紀0085のティターンズ。
負傷したオビノ少尉が救急車で運ばれ、代わりにアーネスト・マクガイがライネス大尉の元にやってきました。
これでヴァン、ダニカVSアーネストの構図が出来上がりました。
そしてケウラノス。
3話の紹介にあるようにダニカのハイザックに装備が追加され、コードネーム[アイリス]となりました。
同じく今回でてくるジム改もオリジナルカラーで他との差別化を図っているのですが、奇抜なデザインの多かった「ティターンズの旗のもとに」に比べるとインパクトが弱い気がしましす。
まぁ……変わったデザインのMS出してほしいかと言われればそうでもないですけど。
ケウラノスはアラスカ湾に向かい、北極経由で“戻る”のが今後のルートのようです。
拠点がどこか明かされていないので、どこに“戻る”のか不明ですが、北半球でアメリカ大陸から北極経由となるとユーラシア大陸以外あり得ません。
ヨーロッパではエゥーゴに関連のあるところがちょっとお見つきませんが、アジアならニューホンコンのルオ商会があります。
もしかしたら、ステファニー・ルオあたりが出てくるかもしれませんね。
ダニカからは半連邦政府派に接触したきっかけが語られます。
イルカについて調べていたときに接触した自然保護団体の人に地下新聞を読ませてもらい、そこから関心をもっていたようです。
ちょっと気になったのが、「コロニー落着事故(いうまでもなく星の屑作戦のこと)」という連邦政府の発表がされていたこと。
てっきり『「星の屑作戦」はジオン残党ってのは、コロニー落としとかする危険な連中だから、残党狩り加速するためティターンズつくろうぜ』というプロパガンダに利用されたのだと思っていました。
しかしこれによると、表向きは事故として発表されて、アングラで、派閥抗争が原因で阻止できなかったということになっていて、ティターンズ結成に利用されたというよりも、連邦腐敗というような面が重視されているように思います。
実際問題連邦政府の派閥抗争により対応が遅れたことは事実ですが、本来はコロニーをソーラ・システムで阻止して、コロニーを落とすつもりがジャミトフの中になかったことため、コロニー落着の事実はできるだけ伏せられている、ということでしょうか。
そして戦闘です。
アーネストはオビノ少尉のジム・クゥエルで出撃。
対するヴァンもついにジム改で出撃。
ヴァンはダミーバルーンを大量に射出し、ダミーの中に混じって攻撃するという戦法をみせ、その作戦をレポートで呼んでいたアーネストはジム改のパイロットがヴァンだと気づきます。
こういう展開は好きです。
ダミーの中に本物を混ぜると言うのは、「逆シャア」でブライトが偽の核弾頭の中に本物をしこんでいたのを思い出させます。
しかしダミーバルーンっていつからあるものでしたっけ?
リ・ガズィに搭載されていていたのは覚えているのですが、今回はMSではなくSFSから出ています。
また、ΖΖではダミー隕石が大量に出ていたのも覚えていますが、それ以前のものが思い出せません、ファーストででていましたっけ?
この戦法によりケウラノスは逃げることに成功しますが、ヴァンもまた敵がアーネストだということに気づきます。
最後は新年U.C.0086の挨拶をヴァンとダニカが交わして終了。
いやぁ、面白いです。
しかし地味すぎて映像化などに向かないのが本当にもったいないです。
現在進行中のガンダムシリーズでは一番期待しているかもしれません。
ADVANCE OF Z 刻に抗いし者 感想まとめ - ガノタのチラシの裏
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