第二十四話 「ダブルエックス起動」 感想
ゾンダーエプタ編の最終回です。
ついにダブルエックスが動き出します。
今では「髭」のガンダムといえば、「∀ガンダム」ですが、ダブルエックスにも髭みたいなものが生えているので、髭のガンダムだと思っていました。
ですが、当時他でそういった呼び方をしている人を見たことがありませんでしたので、そう思っていたのは私くらいなもののようです。
それとフリーダムガンダムとダブルエックスはシルエットがほぼ同じなのは、どうなんでしょう?
フリーダムガンダムはハイマットフルバーストのバンクばかり使わずに、当初の予定通りハイマットモードやフルバーストモードを使い分けるようにしていたら、SEEDにおける戦闘のつまらなさもかわったのかもしれません。
いまとなっては後の祭りですが。
話がそれました。
まずはテクスのエニルの場面から。
服装のせいでもありますが、このシーンのエニルの作画は、やけに色気があります。
胸の谷間に銃を仕込むというのは……峰不二子?
ガロード「おっさんって意外にいいやつだったんだな」
カトック「死んだ女房もそう言ってたぜぇ!」
心なしかカトックの演技が明るくなった気がします。
存在自体が死亡フラグ見たいなキャラクターですが、すごく活き活きしています。
やっぱりこういういかにもガノタが好みそうなオッサンはいいわぁ。
「ここからは長帳場になりそうだ」と言ってガロードにガムを渡すカトック。
こういう状況で煙草を吸わなかったりするのは、分かりやすい死亡フラグなのですが、今回はガムな上、しっかり噛んでるので何のためのカットなのかよくわかりません。
塩味が効いていてうまいそうです。
とはいえ、その後の会話は完全に死亡フラグ……
ガロード「ジャミル!」
ジャミル「忘れ物を届けに来た」
ガロード「ティファ!
ティファが見つけてくれたのか!?(Gコン)」
ティファ「私も未来に逆らいたくて」
ガロード「うん」
カトック「いいもんだなぁ」
カトックが完全に見守る体制になっているのと、ボーイミーツガールなガロード達がほほえましいシーンです。
そしてカトックが銃弾にたおれます。
カトック「ずっと死に場所を探していた。
これなら悪くない」
ティファ「カトックさん……」
カトック「ガロードのこと大事にしてやれよ。
ガロード、お前言ってたよなぁ、今の大人はお前らをごたごたに巻き込むだけだって……」
ガロード「そんなこと、今はいい」
カトック「戦争もガンダムも……お前たちからすりゃあ生まれる前の代物だ、振り回されることはない、好きにしろ。
ただしこれだけは忘れるな!
過ちはくりかえすな!
……じゃあなぁ」
こうしてガロードはダブルエックスへと乗り込みます。
しかし、多少狙いすぎだと感じるところはあれど、ガンダムにでてくるおっさんはいいですねぇ。
最近いいオッサンキャラがいないので、次に創られるガンダムでは期待したいですね。
っと、その前にユニコーンの「宇宙と惑星と」でのジンネマンがありました。
こちらもアニメ版でどう描かれるかに期待です。
2年後くらいでしょうか……
起動したダブルエックスはバリエントを圧倒。
バリエントのいいところがなさすぎます。
エニル「わたし、やっぱりみんなに……」
テクス「帳消しだろう。
今はけがを治すことだ。
身の振り方は、あとで考えればいい」
先生も相変わらずいいです。
この時の表情は作中でも1、2を争う真剣さ。
そして初のツインサテライトキャノンでゾンダーエプタを撃ちます。
2本になりましたが見た目ではサテライトキャノンが細く、デザインもシンプルになっているので、一本の威力が低そうに見えるのは私だけ?
実際は変わらなかった気がしますが、なんだか……それと珍しくアシンメトリーの機体だったのが、シンメトリーの機体になってしまったのはもったいないと思います。
ラストでは新連邦政府の樹立がブラッドマンによって宣言されます。
演説で「過ちを繰り返さないために」という言葉が出てくるのはカトックへの皮肉でしょうか。
新連邦が作中では悪役なので難ですが、とりあえず、政府ができたというのは世界的にはいいことですよね。
これにてゾンダーエプタ編は終了。
くどいということさえ、くどいようですが、地味すぎるガンダムXですが、ここだけは、絶対に自信を持って面白いと言えるところですので、見たことのない方はここだけでも見て欲しいです。
次回からはエスタルド編。
毎回新たな敵MSが登場するシリーズです。
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