ガノタのチラシの裏

ガンダムについて思いついたことを気ままにかいています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 触れ忘れたあれこれ

 この間触れ忘れたことについて。




 シンジ「(ロンギヌスとカシウスの)槍があれば、やり直せるんだ!」
(シンジVSアスカにて)

 クライマックスのすごくシリアスな場面におけるダジャレ。
 ……ではありませんが、こういうのには触れずにはいられない性質です。





 SEELE
 新劇場版においてはモノリスでしか登場しませんでした。
 劇中での会話から察するに、サードインパクト以来ゲンドウらと歓談する事もなかったようです。
 そしてフォースインパクトが起きた際にモノリスが久しぶりに光ったと思ったら、冬月によって退場させられました。
 どうなっていたのか、その後どうなったのかが、今一つわからないため、微妙な表現を使わせてもらいました。
 とりあえず旧作のSEELEのおさらい。

ゼーレ
ゼーレ:広報公開情報
情報コード:XRYNI4F6
該当データなし。

ゼーレ:一般情報
情報コード:1AG8WX4Z
 人類補完計画を遂行するためにネルフを背後から操る秘密結社。
 ネルフ資金のほとんどはここから出ている。

ゼーレ:非公開情報
情報コード:LK5XCGSP
 中世暗黒期に誕生した、秘教秘密結社。元は、宗教教団であった。
 ゼーレはゆるやかに確実に勢力を伸ばし、ついに1900年代中頃には最後の抵抗勢力を叩き潰して人類世界を裏から支配する隠然たる勢力となった。
 これは2015年現在も続いている。

ゼーレ:最深度情報
情報コード:VQ3G8VCB
 裏死海文書を手に入れたゼーレは、それまで先祖の世迷い話程度にしか思っていなかった教義にもう一度目を向ける事になった。
 神の奇跡を、預言という形で目の当たりにしたことで、信心に立ち返ったといっていい。
 教義とはアダム・カダモンへの道、すなわち不老不死の神に近づく事である。

エヴァンゲリオン2より)

 SEELEの目的は、ざっくり表現して、「人類補完計画による進化(神になる)」ということで旧作と相違ないと思います(これが違うとどうしようもないです)。
 旧作においては、『魂の座』として『S2機関=生命の実』搭載のEVAが必要でした。
 このEVAに魂(=知恵の実)を混入することにより、神になることが出来ます(普通に書いて言ますがシュールな文章です)。
 そのため、私は新劇場版にて登場した新たな単語『真のエヴァンゲリオン』の定義というのは、『S2機関搭載のEVA』だと思っていました。
 が、Qでそのことについて全然触れられねェでやんの……
 『破』のラストで旧作のような手段で『S2機関』が取り込まれなかったため(捕食で取り込んでいましたが、正確は『S2機関』をどうやって取り込むかは不明なため実は散りこめている可能性もあります。一体化していたみたいですし)、どうするんだろう?と思っていたところに13号機が、2人乗りでシンジ(知恵の実)とカヲル(生命の実)が登場したときはキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! と思ったのですが、『真のエヴァンゲリオン』についてはスルーされてしまいました。
 話がそれました。
 SEELEについてに戻します。
 Qの世界はサードインパクト後の世界です。
 旧作の定義に従えば、SEELE(というか人類)は神になっているか、旧作のシンジのようにロンギヌスの槍を使ってATフィールドを戻すかしているはずです。
 リリスの状態を見ると、おそらくは後者と思われます。
 つまり、新劇場版におけるサードインパクトは、セカンドインパクトとファーストインパクトのように直接関係のないものではなく、セカンドインパクトと同じく、『ロンギヌスの槍』によるリリスの再封印(セカンドインパクトはアダムスですけど)により生じたものと考えられると思います。
 ジオフロントに無数に存在したEVAの残骸(多すぎる、条約はなんだったのか、金はどっから出てるのか)や、リリスの周りに合った人のサイズにしてはでかすぎるが、EVAのサイズにしては小さすぎる頭蓋骨についてはとりあえずスルー。
 ――だって、わかんないんだもん。せめて死体とか、明らかに誰かが着ていたと思われる服(14年間残っていると逆に不自然ですけど)とかならわかりやすいのですが。
 また、話を戻します。
 上記のようなサードインパクトによる進化の失敗、というのがQ開始時点のSEELEの状態だと思うのですが、(なぜかゲンドウらに指示を出さず)それから沈黙を保っていたという謎の要素が加わっています。
 それで最初に書いた冬月による行動になります。
 消失する直前にはモノリスに『脳』のようなものが映り消失していました。
 特に台詞はなく、最後のキール・ローレンツのみ「よい、すべてはこれでよいのだ(細部は違うかもしれません)」と、旧作第26話「まごころを、君に」と同じ台詞がありました。
 ただし、旧作と違いキールの姿が映らないため状態がわからずじまいです(旧作同様キールが体を機械化していたのかもよくわかりません)。
 ヴィレメンバーがLCLになる描写がないため、SEELEがLCLになっていない思いますが、そうなるとなぜキールが恨みごとの一つも言わず満足しているのかが謎になるます。
 うーん、わかりません。





 人類補完計画つながりで、ゲンドウの目的について。
 新劇場版における目的はゲンドウも不明ですので、とりあえず旧作と同様と考えて話をすすめます。
 そうなると、サードインパクトは突発的なものだったからやむを得ないとして、フォースインパクトにおいて、ヴンダーの動力源のエヴァ初号機の中のユイの魂を回収しようとしなかったのがきなになります。
 旧作第26話「まごころを、君に」を見る限り、必ずしも手元に置いておく必要はないにしても、ミサトの台詞から最終的には回収する必要があるようですので、おそらく、フォースインパクトはゲンドウの最終的な目的ではなかったのだと思います(予告に合ったファイナルインパクトが最終目的でしょう)。
 そうなるとフォースインパクトをなぜ起こしたのかがさっぱりです。
 そもそもフォースインパクトってなんじゃらほい。
 『リリンの王』ってなんだよ……
 うーん、わからん。




 とまぁ、どれも「わからない」という、しょうもないオチになりました。
 次回作は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(PCでの反覆記号の表示方法がわかりません)。
 反覆記号が意味するところは、今回の『Q』または『破』までたどり着いたことでもう一度繰り返すことになのか、旧作での最後の時を超えているのですでに1度リピートしたことになっているのか、はたまたまったく別の解釈なのか気になるところです。
 しかし、わたしが一番気にしているのは、サブタイトルがないことだったりします。
 ガイナックススタジオカラーですけど)といえば、最後のタイトルはSF小説から引用するのが伝統。
 まぁ、まだ決まっていないだけで、ちゃんとサブタイトルがついて、次で終わりますよね?













まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス)

まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス)

夏への扉[新訳版]

夏への扉[新訳版]