ガノタのチラシの裏

ガンダムについて思いついたことを気ままにかいています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 感想?

 一応ネタバレ注意ですが、与えられた情報と私自身の想像力の無さが相まって、感想にも考察にもなってないかもしれません。





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 とはなんだったのか。
 加持リョウジなんて名前しか出てきません。
 前作『破』から実に14年後の世界が舞台でした。
 言葉にすればこれだけですが、この事実はかなりの衝撃です。
 旧作は2015、2016年のエピソードだったことからの大幅改編。
 レギュラーキャラクターたちの14年後はこれにて初お目見えとなりました。
 ポイントは旧作でLCLになる以前に明確に死んでいた、葛城ミサト赤木リツコの二人が生きていることでしょうか?





 というわけで本編。
 冒頭の6分は金曜ロードショーにて配信された際にちょっとだけ書きましたが、まさかこんなことになっていると思わなかったため、だいぶ的外れなことを言ってしまいました。
 「宇宙で現れた使徒はアラエルかも」とか書きましたが、まぁ、たぶん違うのでしょう。
 Q終了時点で第13の使徒まで登場したことになっていますので、ここでまとめたいと思います。

第1の使徒 アダムス
第2の使徒 リリス
第3の使徒 名称不明(『破』冒頭でマリに倒された使徒)
第4の使徒 サキエル(旧作の名称)
第5の使徒 シャムシエル(旧作の名称)
第6の使徒 ラミエル(旧作の名称)
第7の使徒 マトリエル?(旧作の名称)
第8の使徒 サハクィエル(旧作の名称)
第9の使徒 バルディエル(旧作の名称)
第10の使徒 ゼルエル(旧作の名称)
第11の使徒 ?
第12の使徒 Mark.6にとりついていた?
第13の使徒 タブリス(旧作の名称)

 『序』のゲンドウはラミエル戦の前に「あと8体の使徒を倒さねばならん」と言っていましたので、おそらくこれですべてと思われます。
 強いて言うなら今回も第14の使徒リリン(リリンの名称は登場済)かもしれません。
 ちなみに、サードインパクトは第13使徒を殲滅していない段階で起きていますので、新劇場版では必ずしもアダムべースの使徒をすべて倒さなくともサードインパクトは起こせるようです。
 現段階では第11の使徒の正体は不明ですが、14年前の時点で第12の使徒が出現していることから、冒頭の使徒はたぶん違うと思います。
 ヴンダーの戦闘でこれらの使徒の名称を何か言っていたのは覚えていますが、忘れてしまいました。
 とりあえずこのシーンはこれまで。




 目覚めるシンジのシーン。
 旧作と新劇場版でかわったのはシンジではなく周りの反応、というのはインタビューで語られていましたが、それが大きく覆されることとなりました。
 14年前のサードインパクトを起こした戦犯としてぞんざいな扱い。
 でも、体を拘束はされているわけではありません。
 仮にNERVに奪還されなかったとしたら、ヴィレはシンジをどうしておくつもりだったのでしょうか?
 ここではヴィレについて語りたいと思います。
 目的はNERVを潰す事のようですが、14年間今回のような活動を行ってきたのでしょうか?
 疲弊している様子は弐号機やアスカのプラグスーツに見ることができるのですが、それ以外のヴンダーのや他の職員はとても綺麗です。
 資金はどこから出ているのでしょう?
 NERVでは税金やSEELEの資産で賄われるのは納得できるところですが(“現在”の世界で税金が納められるのかは怪しいですが)、ヴィレの後ろ盾はなんでしょう?
 艦隊を組んでいましたが、あれは国連軍でしょうか?
 とりあえず今回は明かされなかったので空白の14年間が明かされるのに期待です。
 メンバーは艦長をミサトが務めており、旧NERVのメンバーがそれについているようです。
 ゲンドウとの関係上赤木リツコのポジションが気になりますが、艦長のミサトに従っている描写以外は特にありませんでした。
 しかし、髪形は変えていますが、染めているのは変わっていません。
 逞しくなったのは伊吹マヤ
 相変わらずレズビアンですが、一番キャラ変わってました。
 出番がわずかしかないので、そこからの判断になってしまいますけど。
 アスカは特に変わらず。
 「エヴァの呪縛」と表現されていましたが、そのせいで14歳の見た目のままでした。
 14歳しか乗れないというエヴァの性質が逆に作用しているのか、させているのか。
 28歳(アスカ)から見たら14歳(シンジ)がガキになるのは、しょうがない気もします。
 おそらく同様の理由でマリの見た目も変わらず、また当然のようにヴィレに参加しています。
 むしろヴィレは2015年以前から存在しており、マリはもともとヴィレ側の人間だったと考えるべきでしょうか?
 参考までにペンペンは出てきませんでした。






 ところかわってNERV本部。
 NERV内部にいた人間はゲンドウ、冬月、アヤナミレイ(仮称)、カヲルのみ。
 シンジへの食事や服は定期的に供給されていたようですが、どういうシステムになっているのでしょう?
 管理をおこなうようなスタッフの姿は一切ありませんでした。
 っというか、今作品全体をとおして一般人が一人も登場しません。
 モブキャラもヴィレのメンバーのみ。
 真相はわかりませんが、サードインパクトで消えた(単純に死んだ可能性、LCLになった可能性等があるためこういう表現になっています)と考えるのがベターです。
 話を戻して、シンジはTV版同様にカヲルと仲良く(ホモホモしく)なっていきます。
 カヲルは基本的に変わっていませんが、制服のインナーの色がオレンジから紫に変わっていました。
  特に何も起こらないNERVの中での生活の中でシンジは冬月に将棋呼ばれます。
 将棋は、旧作で詰将棋を打っているシーンがありましたので、一応冬月の趣味ということになっているのでしょう。
 基本的に冬月の口からはこれまでの状況が説明されますが、旧作から変更になっている事実が一つ。
 『碇ユイ』の旧姓が、『綾波ユイ』になりました。
 旧作では『六分儀ゲンドウ』が結婚により『碇』姓になっていますので大きな変化と言えます。
 その後、新たに配給された制服に『鈴原トウジ』の名札がついていることにシンジが気付いたことをきっかけに、さらにシンジとカヲルの仲が深まります。
 カヲルがチョーカーを外せたのは、カヲルのなんらかの能力なのか、特に深く気にするところでもないのかは現時点で判断できません。
 余談ですが、トウジって本編中で制服着ていたことないですよね。
 だからといって持っていない事にななりません、っというか持っていて当然のものを持っていただけなのでつっこむ意味はありませんが。





 長くなったので段落を変えて、エヴァ13号機の完成。
 正直完成のあまりの早さにびっくりしました。
 完結編の伏線かと思いました。
 ダブルエントリーシステム(だったと思います)によって、シンジとカヲルの二人乗り。
 ――薄い本が厚くなりそうですね、っというのは置いておいて、実質シンジが一人で動かしていました。
 カヲルがエントリープラグに入れているところをみると、特に13号機には魂が入っていないようです(旧作の設定を引き継ぐならですが)。
 ですので、ユイとレイの魂は初号機の中≒ヴンダーの中に残ったままと考えることができると思います。
 この時点でゲンドウの目的(こちらも旧作の設定を引き継ぐならですが)は達成できないとも、距離はあんまり関係ないとも言えます。
 セントラルドグマ(新劇場版ではターミナルドグマの名前は出てきていないはず)に眠るリリスの元に向かう13号機とMark.9。
 リリスは首が切断されており、首はゲンドウの元にありました。
 今回、リリスのもとにきたのは、『カシウスの槍』と『ロンギヌスの槍』を回収するためだそうです。
 『カシウスの槍』は『ロンギヌスの槍』と対になったものらしいです。
 ここで『ロンギヌスの槍』について、ちょっと復習。

ロンギヌスの槍
ロンギヌスの槍:広報公開情報
情報コード:26JZHIT7
該当データなし。

ロンギヌスの槍:一般情報
情報コード:8YW0RQWN
 南極で、白い月からアダムと共に発見された。
 ロンギヌスの槍は本来生命の種とセットになった保安装置である。

ロンギヌスの槍:非公開情報
情報コード:X4UN6UBU
 意志を持った槍であり、自力で移動する能力も持つ一種の生命体である。
 これは神に近い=不死の力を持った生命の種(始源の存在)の動きを停止させる事が出来るアイテムであり、生命の種(始源の存在)が神に及ばない、その理由でもある。
 第一始祖民族は生命の種(始源の存在)が自分達の目的に沿わないときの対策としてこれを用意していた。
 リリスと対になっているロンギヌスの槍はおそらくファーストインパクトの時の衝撃でリリスから抜けて離れ離れになったと思われる。
 この槍は今も見つかっていない。
 ひょっとすれば破壊されたのかもしれない。

ロンギヌスの槍:最深度情報
情報コード:6CYBBGQH
 ゲンドウやゼーレが、神への道を開くためにそれまでやってきたリリスの増殖を最終段階まで一時的に止めるために、ネルフはアダムとセットになっていたロンギヌスの槍を、輸送する事になる。

(エヴァンゲリオン2より)

 また、『ロンギヌスの槍』≒『ディストルドー』≒『アンチATフィールド』と考えることができると思います。
 『カシウスの槍』はどうやら『破』のラストで、カヲルが初号機に突き刺したあの槍のことらしいです。
 旧作に登場していないので想像するしかありませんが。
 『ロンギヌスの槍』と対になっていることを考えると、進化を促したり、LCLから生命を作る性質を持っているんでしょうか?
 ところが地下には『カシウスの槍』はなく、『ロンギヌスの槍』が2本。
 両方赤かったので(この判断基準が正しいのかは知りません)おそらく2本とも本物と思われます。
 そもそも『ロンギヌスの槍』が2本あるのか?という疑問に突き当たるのですが、特にそれに対する回答はありませんでした。
 そこに2号機(アスカ)及び8号機(マリ)が襲来し戦闘開始。
 13号機はファンネルとか使ってました。
 簡単に侵入できるんだなぁとか、職員いない(たぶん)んだからしょうがないかなぁとか、むしろ侵入させたのか?とか、いろいろ考えましたが、NERV(というかゲンドウ)の真意はよくわかりませんでした。






 また長くなったので段落を変えます。
 カヲルは2本とも『ロンギヌスの槍』だったことに戸惑い、動かなくなり(正確には最初からほとんど何もしていなかったのですが)、シンジがリリスとMark.6の2本の『ロンギヌスの槍』を引き抜きます。
 Mark.6から『ロンギヌスの槍』が引き抜かれたことにより、寄生していた(?)第12の使徒(名称不明)が動き出しフォースインパクトが始まります。
 詳細を忘れてしまったのですが、この原因は第12の使徒とリリスの接触でいいんでしょうか?それとも、第13の使徒となった(この表現も現段階ではよくわからないのですが、)カヲルがリリスと接触したことが原因でしょうか?
 また、おそらく本来『カシウスの槍』はMark.6に刺さっていなければならなかったのだと思いますが、(これもおそらくですが、『カシウスの槍』ではリリスの増殖を止められないため)『ロンギヌスの槍』が刺さっていたにも関わらず、第12の使徒が活動をとめられただけで生きていたのはどういうことでしょう?
 「旧作と『ロンギヌスの槍』の設定が違う」や、「(そんなことありえるか、またそれにより生じる新たな矛盾はおいておいて)第12の使徒は実はリリスベースの使徒」等考えられますが、いまの情報ではよくわかりません。
 たぶん単純に設定が違うだけでしょう。
 ところが第13使徒となったカヲルの死をもってフォースインパクトは終了(ややうろ覚え)。
 きっかけはチョーカーの爆発でした。
 カヲルは「そうか、そういうことかリリン」と旧作同様の台詞を吐いていました。
 結局カヲルは、リリスの前までたどり着くのが限界のキャラのようです。
 おそらく、カヲルがシンジに語ったことは本当で、「君だけは幸せにしてあげる」というのはそういうことだったと思います。
 今回は改変されていたからもっと活躍すると思っていたんですけど……ね。





 ラストバトル。
 13号機にヴンダーがつっこんだり、Mark.9の首が取れたり、2号機が777だったり自爆したりしてました。
 最後は無気力にエントリープラぐに横たわるシンジを、旧作第25話Airのミサトっぽく(?)アスカが引きづり、アヤナミレイ(仮称)が残ったカセットを回収するか悩み(結局どうしたかは不明)終了。
 こんな風になるなんて想像できるか!っというくらいびっくり展開でした。
 多分間違った解釈をしているところが多々あると思いますが、とりあえず最初の感想としてはこんなものです。
 もう1回くらい観に行きたいような、どうせみても理解できないから素直にBDを待つかとっても迷います。
 一応次は2013年公開予定になっていますが、来年公開は期待せずに待ちたいと思います。
 とりあえず、説明を下さい……わかんないことが多すぎるよぅ……。










Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0"YOU CAN(NOT)REDO.