第17話「友情と恋とモビルスーツ」感想

　アセム編2話。
　前回はフリット編ほど悪くない内容で、アセム編には期待が持てる話でした。
　しかし、今回はフリット編とあまり変わらないような気がしました。
　私だけがそう感じているのかと思いましたが、ツッコミどころ等は、まとめサイト等を見る限り同じように感じている人が多いようで安心しました。

　冒頭ラジオから流れる「ヴェイガンモビルスーツの侵入経路については未だ調査中であるとし……」。
　フリット編でも急に出てきていましたが、25年経っても解明されていないようです。
　もう人が乗っているのがわかっているのですから、神出鬼没にしておく必要はないのでは……？っと書いていて思いましたが、まさかボソンジャンプでもしているんでしょうか？
　そしてAGE-1の存在が（デザインだけの可能性もあり）世間一般に知られていたものではないことが分かります。
　つーかヴェイガンが25年も前のMSを探しているのはなぜなんだ？

　シャーウィー「いいか、青春は友情と恋とモビルスーツだ！！」
　サブタイトルにもなっている良くわからない名言です。
　どうせなら作品のテーマにしてしまえばよかったのに、100年の物語の中では埋もれてしまいます。

　アセムの家。
　というか、フリットの家。
　前回言い忘れましたが、司令官の家があの程度って結構夢がないですよね。
　セキュリティに関しても、台詞以外に具体的な描写がないせいでザル警備に見えますし。
　フリット編から続くセキュリティ意識の甘さはどうにかならないものでしょうか。
　アセムも家に招待することに抵抗も内容ですし、家族もあっさりいれています。
　まぁ、今どき公務員が家に仕事を持ち帰れるわけないですから、軍の機密等に関しては問題ないのでしょうが。
　そして、ガンダムを難なく発見するゼハート。
　こ、ここでひと悶着あっても良かったのでは……？
　さらに早速行動を起こします。
　も、もう少し慎重にやっても良かったのでは……？
　会場に来てしまっているせいで、アセムが探していますし。
　むしろ、アセムを足止めするべきでは……？

　バルガス「ええい、相手チームのことはいい、早くアセムを映さんか！」
　オマージュをやらない事はAGEのいいところだったと思うのですが、つにやってしまいました。

　アセムのバイクの移動と、ロマリーの移動は他でさんざん突っ込まれているのでスルー。
　時間に関してはもう少し練った方がいいと思います。

　小屋を破壊し始めるドラド。
　ちょっと撃ったくらいではAGE-1が壊れないのは知っているはずですから、ハンドガンとか背中のライフルとか使わないのは謎。
　バズーカに関しても傷一つつかないのですから（当たりごころはかなりいいはず）、AGE-1の鹵獲に集中していて良かったような気もします。
　アセムを撃つ際も相変わらず溜めが必要な様子。
　25年経ってもヴェイガンの技術に進歩が見られません。
　というか、そろそろ人を殺しそうな時だけ溜めに時間をかける表現は止めた方がいいと思います。

　AGE-1VSドラド。
　逆手でドラドの手を切り裂くまでは良かったとおもうのですが、爆発するのがわかっているならドラドはAGE-1に腕を投げつければいいのに……
　倒せなくとも牽制にはなったと思います。
　そしてゼダスRに捕まるAGE-1。
　煙が出た途端脱出出来ていますが、これだとなぜ捕まったのかなぜ脱出できたのかがよくわかりません。
　不意を突かれたという形を作りたかったのはわかりますが。
　ゼダスRも後ろを取れたのですから、はがいぜめにするよりサーベルで足でも切断しておいた方が良かったような気がします。
　ドラドもあの距離で見失うのはどうかと思います。
　誤ってゼハートを斬らないようにという配慮していて負けたとかにすればいいのに……。
　で、何故かロマリーが乱入してきて戦闘終了。
　書ききれていませんが、ツッコミどころがいっぱいだよぉ……

　AGE-1を家に置いていた理由は今後説明されるのでしょうか？
　現状軍の施設に隠しておかなかった理由がさっぱりです。

　期待が持てそうだった16話に比べて雑な表現が多く見られたように思います。
　ゼハートの心変わりとか本来数話かけなければならないエピソードでしょうに、アンナマリー並でびっくりです。
　せっかく、仕切り直しになっているのですからうまくやって欲しいものです。