第16話「馬小屋のガンダム」感想
今回からアセム編です。
フリット編は正直つまらなかったと思いますが、アセム編の1話は導入としては良かったと思います。
っていうか、これが1話で良かったのではないでしょうか?
ナレーションは以下のとおり。
ヴェイガン、それは移住計画の失敗によって、火星圏に取り残された人々が作りだした新たなる国家群。
過酷な環境で生き残ることを強いられた者たちは、地球という楽園を取り戻すため、大いなる計画を企てていた。
まさか公式がまた「強いられている」とか使うとは思いませんでした。
それにしても、過酷な環境をものともせず(実際はしているんでしょうが具体的にそういった描写がまだない)25年+14年間戦争をし続けられるヴェイガンの存在は、他の要素が何かない限り移住計画成功としか思えません。
オープニング明け。
連邦と、25年間マジで戦っていたみたいです。
後に和平を申し出ていたことなどがわかりますので、一応戦争が外交の手段であることの認識はありそうです。
いや、そんなことはないか?
いずれにせよ、SEEDのようにどちらかをせん滅するまでやる気はないようです、連邦は。
フリットとアルグレアス(また子安武人さんかよ……)の会話から、アデルにAGE-1の基本設計が活かされていることがわかります。
「25年のMSの設計思想が役に立つのか……?」と思いましたが、後半の戦闘を見るに十分活躍できそうです。
UEの新型のドラドに、素人に毛が生えた程度のパイロットが勝ってましたからね。
むしろ25年後でも通用するMSに乗っていて(強化はされているようですが)無双出来なかったフリットが弱いのか、ヴェイガン側の技術が早熟過ぎたのか。
参考までに、1年戦争(0079)から25年と言うと、0104年。
マフティー動乱(もしくはマフティーの反乱)が105年ですからほぼ一致します。
アナハイムの全盛期をやや過ぎたあたり、MSのサイズがもっとも大きかった頃になります。
ガンダムからΞガンダムは、確かに進化しすぎとも言えますが、ゼダスからドラドは進化しなさすぎのような気がします。
この時代では、もはやヴェイガン側に技術の優位はそれほどないと考えていいんでしょうか?
待っていったかのように馬小屋へアセムを案内するバルガス。
旧式のMSに孫を乗せようとしているバルガスは鬼かと思いましたが、上記のとおり新型を倒してしまいました。
フリット編ではドッズライフルを量産しろ、とよく言われていましたがこれだけ戦えるなら、25年の間にAGE-1を量産していれば連邦は戦争に勝てたのでは?
つーか25年たってようやく25年前の基本設計を元にしたMSが作られるってジェノアスⅡは何のためにつくったんだ……ドラドに負けてるし。
何となくですが、MSの作ってる会社が黒幕って言われれば、技術云々含めて、納得できる話な気がします。
ガンダムAGE-1VSドラド。
たぶん、これまでのAGEの戦闘で一番おもしろかった戦闘です。
2対1で、1機の方が格闘決めてもう1機にやられるとかエクストリームバーサスで良くありますよね(良くあっちゃだめです)。
腕ちぎってぶち当てるとかガノタは好きなはず。
あとは機械と言うよりも人間的な動きをなんとかして欲しいのですが……
特に次回がきになっていないので「掴み」という点からみると良くないのかも知れませんが、フリット編よりは面白かったと思います。
とりあえずフリット編よりは期待できそう、期待したいので頑張って欲しいと思います。
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