ガノタのチラシの裏

ガンダムについて思いついたことを気ままにかいています。

Frozen Teardrop 贖罪の輪廻Ⅳ 感想

 リリースの止まっていたMGのガンダムWシリーズですが、次は「ガンダムデスサイズヘル エンドレスワルツ版」だそうです。
 順番的に次はヘビーアームズだと思っていたので意外でした。
 こうなると「ガンダムデスサイズヘル エンドレスワルツ版」→「ガンダムヘビーアームズ エンドレスワルツ版」→「ガンダムヘビーアームズエンドレスワルツ版」という順番でしょうか?
 意外と言えば、今月の「エンドレスワルツリプレイ」も順番通りに今回はサンドロックかと思いきや、予想に反して「リーオー」。
 しかし、小説本編で搭乗しているリーオーⅣ型[グライフ]が描かれているという嬉しいサプライズでした。
 設定画では、リーオーの色を変え、鶏冠とバーニアをつけると、ここまでトールギスに似るのか、と驚かされました。
 改めてベースが同じだということを感じさせてくれます。





 今回でトレーズの過去話は終了で、次回からはゼクスの昔の話になるようです。
 これまでの感想は、つまらなくはないのですが、後付けのバーゲンセール、やたら多い登場人物、本編を見ていることが必須な予備知識と、なかなか人には薦めにくい小説になっているなぁ、といったところです。
 特に情報はありませんが、これまでをまとめて単行本一冊分くらいだと思うので、そろそろ発売になるんでしょうか?





 本編はいつも通り、最初がMC-0022。
 キャシィ視点でヒイロが、『もう二度と人を殺さない』と言ったことから、『リリーナ・ピスクラフト殺害』を任務にしたことの心情がか書かれているのですが……ごめんなさい、何を言っているのかよくわかりませんでした。
 私の読解力の問題なんでしょうが……心の流れが、さっぱり理解できませんでした。
 「矛盾はない」とか言われても矛盾しているようにしか思えません
 ……うーん。




 そしていつも通りのトレーズの過去パート。
 ゼクスとエルヴの郵送任務中の会話でエルヴがゼクスの正体に気づいていることが分かります。
 そしてエルヴがダイゴ・オネゲルの息子だとわかります。
 というかエルヴ・オネゲルの名前は初登場時にでていますので、こちらは私が気付いていなかった、というかダイゴのフルネームを私が覚えていなかったためなんですけど。
 ちゃんと覚えていた人は最初の時点で気付けたのか……
 この二人は行方不明になり今月が終了しても消息不明のままです。
 ゼクス編は、この行方不明になったところからなのか、サンクキングダムからなのか。





 今回はヒイロ・ユイ(主人公の方)の出番も多いです。
 印象的なのはやはり、母であるアオイにたのまれてウイングガンダムゼルの設計図をヴァン・クシュリナーダに届けるという行動。
 しかも、この時ヒイロはドロシーと接触しています。
 結局二人とも覚えていないだろう、というフォローがされていますが、この後付けはちょっときつくありませんか?
 後に自分が搭乗することになるウイングゼロの設計図を知らずに(言及がないのですが、本当は気づいていた、もしくは気づいたと思いますが)運ぶというのはなかなか面白い展開でした。
 これが後付けでなければすごいんですけど。
 その後バルジ要塞がまたもや攻撃を受け、ヒイロの母親アオイと義父セイスが亡くなり、ヒイロはアディン・ロウに拾われるという史実通りの展開になりました。
 そして一年がたち、トレーズの過去のラストパート、アディンがヴァン・クシュリナーダの暗殺の依頼を受けます。
 ところが、アディンが見張っているところで男の看護師によって花束が届けられ、ヴァンがやってきたところで、その花束が爆発し二人は絶命。
 前回ヴァンが看護師を女性のみにしていたのが伏線になっていたようです。
 というか、こういうシーンがあえて書かれたということは、この花束を届けたのは前回体を拭いていた看護師ということでしょうか?
 ――っと思ったのですが、この男はヒイロによって殺され(最初に殺した人物になるそうです)ましたが、とくに正体には触れられませんでした。
 (あえて書かれなかったという)ヴァン暗殺を依頼した他の勢力の伏線なのか、本当にチョイ役だっただけなのかよくわかりません。
 このことがきっかけになり、トレーズは死者の名前を覚え始めたというのがトレーズ編のオチでした。
 この後トレーズが10万人目として死ぬことになりますので、8年間で10万人が死んだことになるのですが、8年間で10万というのはちょっと少ないような……。





 最後は再びMC-0022。
 ついにドクトルT(トロワ・バートンというか名無しというか)、とW教授(カトル・ラバーバ・ウィナー)が出てきました。
 何のことかはさっぱりですが、カトルの妹(TV版では姉しかいませんでしたので多分、新キャラです)が『プロメテス』を奪っていったそうです。
 そしてドクトルTは『名無し』に迎撃を命じたそうです。
 『ファザー・マックスウェル』と『デュオ・マックスウェル』の関係をかんがえると、『名無し』というのはトロワの子供の可能性がありますね。
 また、同じく何のことかは分からないのですが、

「オレの白雪姫(スノーホワイト)はどこにある?」
「コイツの魔法使い(ワーロック)と一緒にいる」

という台詞があるのですが、この白雪姫と魔法使いというのはMSのことでしょうか?
 だとすれば、ついに新MSがみれる!とテンションのあがるところなのですが、そうなるとやはり

AC197年
人々の元に平和は戻った
そして、
その後の歴史の中でガンダムを含むMSという兵器の存在は
二度とその姿を現すことはなかった

がひっかかってきますので、別物でしょうか?
 最後はリリーナもヒイロと同じくコールドスリープ状態だったことがわかります。
 そして、ゼクスのファイルのみで覚醒したことが原因(と考えられているそうです)で変わってしまったそうです。
 どうやらこれで、ヒイロが暗殺すべきリリーナは、私たちの知っているあのリリーナで確定したようです。






 次回からは件のゼクスのファイルです。
 しかしMC-0022のパートがもっとあった方が面白いと思うのですが、もったいない。
 ちょっとキャラクターが混乱してきたので、時間のある時にまとめでも作れたらいいと思います。










Frozen Teardrop 感想 まとめ - ガノタのチラシの裏
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