第二十話 「…また逢えたわね」 感想
「故郷編」と同じく、一話限りで構成される「セインズアイランド編」です。
アバンではエニルのMAになる、エスぺランサが登場。
移動はかなりの高機動で、これが画面狭しと動き回ったら面白そうですが、作画枚数がとんでもないことになりそうです。
セインズアイランドは、海上の商業都市だそうです。
「フォートセバーン編」後のエニルはここで、バーをやっていました。
やはり「故郷編」と同じく閑話休題的な話なのですが、「ローレライの海編」が今一つ盛り上がりに欠けたので、だらだらとした話が続いてしまっているように感じてしまったのが残念。
今回のポイントはトニヤ・マームとエニル・エルの出会い。
後の伏線へとなります。
Bパート。
夜になり、トニヤはエニルの店へ行きます。
お店の名前は「ライラック」
言うまでもなく「ライラック作戦」からとってます…………どういうセンスだ。
トニヤとエニルは、いい感じに親密になりますが、婚約者のせいでトニヤがフリーデンクルーだとばれます。
思わず飛び出したエニルがフリーデンを見て、サブタイトルの台詞「…また逢えたわね」を言う時の何とも言えない表情が切ないです。
ラストではエスぺランサを買ったエニルが、その機動性でフリーデンのMSを圧倒し終了。
実はエスぺランサの活躍するところはここしかありません。
中ボスなるには申し分ない性能のMAとエニルというキャラクターだと思うのですが。
いっそのことこのエニルのエスぺランサを、「ローレライの海編」のラスボスにしていたらもう少し盛り上がったのではないかと思います。
トニヤの姿を確認し、エニルは去ります。
ナレーションの
エニル・エルは再び戦いの世界に舞い戻った。友情と憎しみ。どちらの気持ちが強いのか、おのれ自身も迷いのぬぐえぬままに……
もまた切ないですね。
次回からは「ゾンダーエプタ編」。
ついにDXの登場する、私にとってガンダムXでもっとも面白いところです。
今回の名台詞:
テクス「さてと、うるさい連中がいないうちに、秘密の特訓でもするか。
……な、なんだ、いたのか。いるならいると、なぜ言わんのだ?」
トニヤ「ドクターってば秘密特訓なんて子供みたい」
テクス「うるさい」
フリーデンのメンバーが外出している間にビリヤードの特訓をしようとするドクターですが、休憩室にはサラとトニヤが残っていた、というシーンです。
恥ずかしそうにするドクターがかわいいですね。
っというか、一番の萌えキャラがおっさんってどういうことだ、機動新世紀ガンダムX!