第十七話 「あなた自身が確かめて」 感想
前回のラストでサテライトシステムの光を見たことをガロードがジャミルに伝えることから始まります。
会話の中で月面基地との最初のアクセスに、フラッシュシステムが必要、すなわちニュータイプがいるかもしれない事がわかります。
かくして準備を整えたフリーデンは太平洋へと出航した。海上都市セインズアイランドでの物資の売買が目的ではあったが、それがニュータイプに出会うため旅であることは、明らかであった。だがそれは危険な船出でもある。この時代の海は陸以上に無法地帯であったからだ。
舞台が本格的に海へと移ります。
ドーザ・バロイのドルフィンナビゲーションが登場。
通常のレーダーが使えない中で、イルカの位置確認能力を利用したレーダーらしいですが、生きたイルカの脳を使っているらしい、えげつないシステムです。
平和な世の中だったら市民団体がうるさそうですが、世が世なことを考えるとドーザ・バロイは発明の才がありそうです。
GX、エアマスターVSドーシート
ドーシートは対空魚雷も装備しているようです。
顔はバイザー型なので、ドートレスのバリエーシンですが、ポジションはやっぱりズゴックです。
っというかエアマスターって実弾装備ついてないんですね。
……囮か、母艦を落とすことにしか仕事がないのか……。
対してGXのハモニカ砲は高出力のため、水中でも使用可だそうです。
水中用に換装したレオパルドが登場し、形勢逆転しドーザ・バロイ戦は終了。
うーん、やっぱり「ローレライの海編」は地味ですね。
ただでさえ戦闘が地味なガンダムXなのに、水中としょぼい敵MSというのが地味さに拍車をかけています。
話自体はよくできていると思うのですが、残念です。
ところでティファの白いイルカとの会話で
「人間はあなたたちと違って殺し合いのできる生き物なの」
というのがあるのですが、イルカって種類によっては同種で殺し合ったり、いじめがあったりしますよね。
チンパンジーや人間もそうですが、知能が高い生き物というのは、同種で殺し合いができるということとだ、というのはなんだか悲しいですね。
……っとか言ってみたり。