ガノタのチラシの裏

ガンダムについて思いついたことを気ままにかいています。

第十五話 「天国なんてあるのかな」 感想

 長かった「フォートセヴァーン編」が終わり、一話限りの「故郷編」です。
 私的にはここから少し中だるみな感じ。
 「フォートセヴァーン編」で切るのが古参のファンなら、「故郷編」「ローレライの海編」で切るのが新参のファンかと思います。
 前回までの張りつめた暗い話とは打って変わって、のどかな雰囲気から始まります。
 話的に本筋とそれた話ですし、登場人物たちも休暇です。
 ロアビィはガールフレンドたちに薔薇を配ります。
 数が多いのもギャグなのですが、女の子の声優の中にセシリー・フェアチャイルドやサリィ・ポォ役の冬馬由美さんや、レイン・ミカムラ役の天野由梨さんがいるのがあなどれません。
 ウイッツは弟の墓参り。
 以前伏線が張られていましたね。
 軽々と持ち上げていますが、あの金塊一本当たり12.5キロくらいあったはずなのですが(もちろん現行の世界のものですが)。
 そして今日2010年9月6日現在の価格ですと、一本4500万弱くらいの価値があるんですが、それをバッグいっぱいって重さ的にも金額的にもとんでもないと思います。
 一体A.W.の世界ではどれだけ金の価値が無くなっているんでしょう?偽物で含有量が少ないんでしょうか?




 明らかにおかしいウイッツの家族。
 ウイッツのいない2年の間に母親が再婚していました。
 対するロアビィは故郷に帰り、レオパルドを手に入れたいきさつが明らかにされます。
 明るい雰囲気で始まりましたが、後半は結構世界観を反映した暗い感じになりました。
 最後にロアビィが一言、「天国なんてあるのかな」
 1話完結の話としては、非常によくできていると思います。
 問題は、ガロードやティファが出てこなくて、子供が楽しめるのか?ということです。
 今回見返したことで、この話がかなり面白い話だとわかりました。




今回の名台詞:
バーテン(ウイッツの義父)「なるほど。つまりお互いに嘘をついていたんですね」
ウイッツ「だけど俺はみんなに楽をさせるためにガンダム乗っているんだ。それなのに……!お袋は親父を裏切って」
バーテン「それは違います。」
ウイッツ「なんだと!?」
バーテン「お母さんは死んだ旦那さんを思っているからこそモビルスーツの存在を認めないんです。ちょうどあなたがお母さんの相手を認めないのと同じです。一人で生きるのはつらい時代ですからねぇ。(コーヒーを差し出して)これはサービスです」
ウイッツ「そうか、てめーがそうだったのか!」
バーテン「あなた、お母さんのことを何でも分かっているとお思いですか?ショーラさんはそんなに強い人ではありません」

 べたですが、ちらっと見る程度でお互いに目を合わせなかったり、ウイッツが義父だと気づく演出がとてもいいです。
 親の再婚の話は、再婚相手が悪人か善人にはっきり分かれますが今回は後者。
 子供的にはどっちでも難しいですよね。










機動新世紀ガンダムX 感想 まとめ - ガノタのチラシの裏
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