第十四話 「俺の声が聞こえるか」 感想
前回書いたとおり、「フォートセヴァーン編」最終回です。
ガロードに撃たれたカリスを、フリーデンに収容しましたが、エニルがやってきて結局カリスをノモア市長の元へ連れ去りました。
シーソーゲームです。
回収されたカリスはノモア市長によって、パトゥーリアへ乗せられます。
キッドによる、ベルティゴの改造フラグがたっていたようですが、生かされませんでしたね。
エニル専用ガンダムのような、放送時間短縮によって消えたMSだったのでしょうか?
GX、エアマスター、レオパルドVSパトゥーリア。
このシリーズのラスボスなのに、戦闘がすごく地味です。
触手がうねうねしているだけで、あまり本体と戦っている感じがしないからでしょうか。
援軍として、ベルティゴに乗ってジャミル、ティファがやってきます。
前回ガロードが撃ち落としてしまったためビットがないのが残念。
せっかくティファが乗っていたのに。
パトゥーリアにハモニカ砲発射。
もっと派手だと持っていたのですが、横長のビームがちょっとでて終了。
……地味すぎる。
その後GXがカリスを回収してパトゥーリアが堕ちます。
パトゥーリア陥落のシーンもなんか地味です。
盛り上がるべきところなのに、戦闘が全体的に地味なのすごく残念でした。
単純な戦闘だけなら、ベルティゴ戦のほうが面白かったかもしれません。
っというわけで「フォートセヴァーン編」終了です。
前半最大の山場で面白いところなんですけど、ガンダムXの戦闘の地味さが盛り上がりの足を引っ張ってしまった感じがします。
テーマのニュータイプと強化人間の悲劇も、今となってはガンダムでたびたび書かれているため真新しさがないので、その点も地味さに拍車をかけてしまっています。
それでもやはり、このエピソードを楽しめなかった人はガンダムXを見るのを辞めてしまったかもしれないと私は思います。
今回の名台詞:
ガロード・ラン「……違うよ、そうじゃない。俺の中にもアイツがいた。誰だって力が欲しい。誰の中にもあいつがいるんだ」
ここで言うあいつとはカリスのことであり、人口ニュータイプという「力」を求めたことを指しています。
少年漫画などで力を求めた人に対して、主人公側のまとめとして良くある感じかもしれません。
力を求めることって、どうなの?っというテーマ自体が結構扱われやすいですね。