2010 No.097 9月号 超級!機動武闘伝Gガンダム ―ドモン放浪編― Round1
ガンダムWだけあって、こちらがないのも難なのでカテゴリ作成。
一応毎回感想を書くつもりですが、ほぼアニメ版準拠みたいなので書くことがないときはスルーすると思います。
1話感想は、ガンダムエース購入のところで書いたとおりですので、ここではインタビューの「島本和彦×今川泰宏 機動武闘伝Gガンダム INTRODUCTION」について触れたいと思います。
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「ガンダムとガンダムが格闘技を行う」という驚くべきコンセプトを導入した『機動武闘伝Gガンダム』は、1994年4月22日から1995年3月31日まで、全49話で放送されたTVシリーズである。
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1994年と言えば、『機動戦士ガンダム』放送開始から15年目にあたる記念にあたる記念的な年。そこからほぼ同じ16年が過ぎてコミック版が始まる。これはとても偶然とは思えない。
べつに突っ込むところではないのですが、野暮な突っ込みを入れようと思います。
たしかに15年目にはじめてUC(宇宙世紀)以外のガンダムが作られたというのは、後になって考えると、なにか運命的なものを感じます。
しかしほぼ同じ16年って……偶然をこじつけてそれっぽくするライターさんの腕には感服しますが……ねぇ……さすがにこれは無理があります。
……だったら、同じく15年経過の去年やるべきでしょうに。
……野暮な突っ込みを入れてしまいました。
(略)
前半2クールはロードムービー的な過程で、少年漫画の王道でもある「友情・努力・勝利」の三要素を交えながら、ドモンたちの背負った宿命が浮き彫りになっていく。そこには「友情」に加え、「親子」「兄弟」「恋人」さらには「師弟」や「国家・組織への帰属」という、成長ドラマのために必要不可欠な人間性の基本要素がすべて入っている。
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当時私は幼稚園児でしたので深く理解していたわけではないのですが、こういった要素のおかげが素直に楽しめました。
SDガンダム世代であったせいで宇宙世紀以外のガンダムもすんなり入れましたし。
「機動武闘伝Gガンダム」が、ガンダムとしては微妙だが一つの作品としてみると面白い、という評価になるのはこういったことが理由の一つでしょう。
そんな私も今や立派なUC厨です(笑)
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実際、「格闘に徹した娯楽作にする」という本作の方向性には、冨野由悠季監督自身も積極的だったという関係者の証言を聞いたことがある。冨野監督が本作を任せる人物として指名したのが、今川監督だったともいう。
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なぜか今は消えているようですが、以前Wikipediaで、冨野監督が「ガンダムでプロレスをやります」っといったのがGガンの企画の発端と書かれていたので信じていたのですが、どうやら違ったようです。
この記事が間違っている可能性もありますが、普通に考えてこちらのほうが信憑性がありますね。
文章部分で気になったのはこんなところ。
それ以外では、キャラクターデザインのラフスケッチが載っていました。
予想以上に最終のアニメ版のデザインとかなり異なりますね。
もろに島本和彦さんのテイストまんまです。
「アルゴ・ガルスキー」はもとは「ゴリオ・ゴーガン」という名前だったようです。
知りませんでした。
しかもアニメ版とデザインがまったく異なり原形をとどめていません。
このラフスケッチの出典はガンダム神話ゼータ―ガンダム新世代の鼓動という本らしいです。
今度購入しようと思います。
最後に「本誌編集部長より」によると、島本和彦さんは「毎月100ページくれますか?」っとおっしゃったそうです。
今回100ページで、次回102ページですから、そこは貫かれています。
しかし、毎月100ページとはすごいですね。