ガノタのチラシの裏

ガンダムについて思いついたことを気ままにかいています。

小説版

 来月から連載が始まるそうです。
 結局なんで今Wなのか?はDVD-BOXの発売を睨んでいたから、ということだったのでしょうか?
 ちなみにこのW、もしかしたら私はアナザーの中では一番好きかも知れません。
 内容は「ファースト」から「逆襲のシャア」までのストーリーを元に、アレンジした形ですので、「物語自体」は宇宙世紀オンリーのファンにも理解しやすいと思います(キャラクターは難しいでしょうね……)。
 私が気に入っている特徴としては、機体の乗り換えが多いこと。
 主人公であるヒイロ・ユイですが、ずっと「ウイングガンダム」に乗っているかといえば、決してそんなことはなく、「ヘビーアームズ」「リー・O」、「メリクリウス」などに乗っています。
 弱い機体にのせることでガンダムの強さが際立つことが多いですので、この点はすごく好きです。
 特に、「WセロVSメリクリウス、ヴァイエイト」、「アルトロンガンガム改(ガンダムナタク)VSリー・O」の圧倒的に性能で劣るMSでの戦いは燃えます。
 あとはアナザーでは珍しく、「ビルゴ」や「トールギス」などのガンダムタイプでないMSの活躍も目立ちます。
 所詮はヤラレメカですけど、アナザーでこのレベルで活躍したのは他には「フラッグ」くらいしか思いつきませんね。
 ただそれらのMSも、立体化には恵まれていませんので売り上げにはつながっていないようです。






 最大の難点はキャラクターの電波っぷり。
 第1話のヒイロの行動や言動は、目に余るものがあります。
 正直に言って、「第1話を見て続きを見る気がなくなるガンダムランキング」なんてあったら私は間違いなく「新機動戦記ガンダムW」に一票を投じます。
 とはいえ、それに耐えてみていくと、けっこう面白くなっていくと思うんですけどね。
 個人的には「ロームフェラ財団の台頭とトレーズの失脚」あたりからが好きです。
 それを見た当時子供の私は、この先どうなるのかさっぱりわからずに、わくわくしたものです。





 ところで、どこかの総理大臣が「友愛」とか言っているのをきいて、デキム・バートンの「平和を願うのは勝手だが、問題はそこまで人類が成長しているかどうかということだ」という台詞が頭に浮かんだガノタは私だけではないはず。
 「完全平和主義」のような思想は、宗教のようなミクロの視点でやる分にはいいと思いますけど、国際政治というマクロな世界でやるのには、デキムの言葉を借りれば、そこまで人類は成長していないと思います。
 まぁ、政治の話はやめておきましょう。